Alteryx 2019.1新機能:全プロダクト(Designer、Server、Connect、Promote) リリース内容まとめ #alteryx
こんにちは。DI部プリセールスエンジニアの兼本です。
現地時間2019/02/13に2019年最初のリリースとなる、Alteryx 2019.1がリリースされました! そして、なんと本バージョンからはAlteryx社のサイトでも日本語の情報が公開されております。
当ブログでも下記シリーズで新機能のご紹介をしています。
そして、このエントリでは2019.1でリリースされた内容をまとめてご紹介します。
目次
Alteryx Designer 2019.1
Alteryx Designer 2019.1のリリースノートは以下サイトでご確認いただけます。
発表されている新機能は以下の通りです。
ツール
- Pythonツール
- Pythonツールはblob型やspatial型など、より多くのデータフォーマットをサポートしました。
- Pythonツールがサポートする列数に制限がなくなりました。
- InteractiveモードとProductionモードの切り替えができるようになりました。Productionモードはパフォーマンスを重視します。
関連エントリ:Alteryx 2019.1新機能 : PythonツールのProductionモード
- インタラクティブチャートおよびインサイトツール
- [Transforms]オプションを使用すると、データを複数のレイヤに「Split(分割)」することができるようになりました。 これにより、列内のさまざまな値に基づいてチャートの各レイヤにスタイルを選択できます。 [Transforms]オプションは、Area(面グラフ)、Bar(棒グラフ)、Box(箱ひげ図)、Line(線グラフ)およびScatter(散布図)の各チャートで使用できます。
関連エントリ:Alteryx 2019.1新機能 : グラフ作成時のグルーピング
- インタラクティブチャートおよびインサイトツールで、積み上げ棒グラフを作成して、データのサブグループが合計にどのように影響しているかを表示できるようになりました。 同様に、棒グラフのオプションを使用して縦の棒グラフを作成したり、散布図のオプションを使用してバブルチャートを作成することもできます。
関連エントリ:Alteryx 2019.1 新機能紹介 : 積み上げ棒グラフの作成
その他のアップデート
- ワークフロー内の複数のツールで同時にキャッシュポイントを設定できるようになりました。
関連エントリ:Alteryx 2019.1新機能 : 複数ツールで同時にキャッシュポイントの設定をする
- プライベートGalleryのコレクション内で共有されているワークフローの編集権限を持つユーザーがDesignerでワークフローを開き、変更したワークフローを直接Galleryのコレクションに保存することができるようになりました。
Python SDK
- Configファイルに新しいXML文字列属性「ToolFamily」が追加されました。
- YXIインストーラーで、依存関係とpython仮想環境を共有するためにグループ化できるようになりました。
- Configファイルに新しいXML文字列属性「ToolFamilyGlobalStateGroup」が追加されました。
- 新しいメッセージング機能「DebugMessageOut」が追加されました。
Alteryx Server 2019.1
リリースノートは以下のサイトで確認できます。
Admin User Management Grid
ビルトインの認証を使用する場合、Gallery Administrationの「Users」ページには、ユーザ情報がリスト表示されるようになりました。 リストビューから、ユーザの追加、ユーザ情報とロールの編集、ユーザスタジオの表示、およびそれらと共有されているコレクションの数の表示を行うことができます。
Admin Collections Management
「Collecrtions」ページで、ユーザによって作成されたコレクションの数、各コレクションの名前と所有者、および共有されたワークフローとインサイトの数を確認できるようになりました。 このページから、所有者を変更したり、他のユーザーやスタジオとコレクションを共有したりできます。
User Collection Permissions
コレクションの所有者は、他のユーザにコレクションを共有し、そのコレクションで共有されているワークフローを編集する権限を与えることができるようになりました。 共有ワークフローを編集する権限を与えられたユーザは、Alteryx Designerでワークフローを開いて編集したり、変更したワークフローを自分のGalleryのコレクションに保存したりすることができます。 管理者は、コレクションにアクセスできるユーザとグループを管理したり、コレクションの所有者を変更したりできます。
Alteryx Analytics Gallery Email Verification
新しいAlteryx Analytics Galleryアカウントにサインアップするユーザは、Alteryx Analytics Galleryに初めてサインインする前に、自分のEメールアドレスを確認するためのEメールを受け取るようになりました。
Alteryx Connect 2019.1
リリースノートは以下のサイトで確認できます。
機能強化
- ConnectインストーラにSSLオプションが追加されました。
- MSSQL Loaderが、Microsoft Azure DWHからのロードをサポートしました。
- Administration Consoleで検索ブースト設定が設定できるようになりました。
- Administration Consoleで検索結果として表示する数を設定できるようになりました。
- Nexusで子オブジェクトの数を指定できるようになりました。
- File System Loaderで、yxdbファイルの説明を利用可能になりました。
- Alteryx Loaderで、ワークフロー内で使用されているマクロファイルのLineageを表示できるようになりました。 共有ファイルシステムドライブに保存されているマクロだけがLinkageの対象となります。
- 指定した日数が経過した後に、無効なエントリを削除できるようになりました。
- Tableau Loaderで、ワークブックとワークシートの説明を利用可能になりました。
Alteryx Promote 2019.1
リリースノートは以下のサイトで確認できます。
新機能
- ノードの追加と削除をサポートしました。
- Rのカスタムパッケージにおいて、Subdirパラメータをサポートしました。
- 管理パネルのシステム概要ページが更新され、3つ以上のノードが見やすくなりました。
まとめ
以上、Alteryx 2019.1のアップデート内容についてご紹介いたしました。 新機能の詳細については、個別の記事でご紹介したいと思いますので、そちらも是非ご覧ください。
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